ナポレオン・ヒルのPMAとその落とし穴について専門家が解説します

落とし穴

ナポレオン・ヒルの書籍をご覧になったことがある方なら、PMAという言葉は既にご存知でしょう。

しかし、知っていることと理解していることは全くの別物です。

なぜこのようなことを書くかというと、PMAを知っている人の9割が、その真意を間違えているからです。

この記事では、ナポレオン・ヒルのPMAとはどういったものなのか、なぜ現在の自分はプラス思考なのに上手くいかないのかについて、ナポレオン・ヒルの成功哲学に従事している専門家が、ひとつひとつ詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から現在に至るまで自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業・講演・研修活動を行い、月間セールス日本一の記録も保有しています。

自社取り扱いプログラムであるナポレオン・ヒル、ジョセフ・マーフィー、マクスウェル・マルツ、ジグ・ジグラー、デール・カーネギー(道は開ける、人を動かす)、ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則)を一通り所有し、実践しています。

現在のクライアントは法人のみですが、全国に在籍するインストラクターの育成とサポートも担当しています。

~主な取り扱い業務~

大手企業の新入社員研修
営業 / セールスなどの社内講演
オペレーションマニュアルの作成

ナポレオン・ヒル財団|アジア/太平洋本部
公認販社リアライズ オーナー

壁下政和

そもそもナポレオン・ヒルのPMAとはどういう意味?

想像している女性

ナポレオン・ヒルの書籍は世界中で1世紀に渡り支持され、全世界発行部数8000万部を超えている「思考は現実化する」などの書籍でも、たびたび登場する言葉に、PMAというものがあります。

とある業界のある企業では、入社した際に行う研修資料でPMAという言葉が出てきます。

その企業では、PMAについて詳しく説明された研修が行われるので、たまにその企業の方とお会いすると

PMAですか!?ウチの研修で使用しているもので、ウチが起源ですよ!

このような方がいらっしゃるので、その度に

御社の役員の方がナポレオン・ヒル・プログラムのユーザーさんで、プログラムの内容に感銘を受けれられて、それでプログラムを元に新入社員用に研修資料を作成したのがきっかけなんですよ

とご説明すると、驚かれます。

私達ナポレオン・ヒルに限らず、他の自己啓発でも、実はこのように皆さんの企業の一端に関わっていることはよくあることです。

話を戻しますと、PMAとはポジティブ・メンタル・アティテュード(Positive Mental Attitude=積極的心構え)の頭文字を取って名付けられた言葉です。

これを見た瞬間に

あ~プラス思考のことね!知ってる知ってる

ポジティブシンキングが大事って習った!

となった人は、絶対に次の「PMAの落とし穴」までは読むようにして下さい。

なぜなら、このように感じた人の9割以上が、このPMAという言葉の真意を捉え違えているからです。

人生でポジティブでいること、プラス思考で物事を考えることは非常に大切な要素です。

しかし、ネガティブはダメ、ポジティブなら良し、といったような簡単な図式ではないのです。

ほとんどの人が、シンプルにし過ぎたせいで、勘違いを起こしています。

これが、要約の恐ろしさです。

なぜなら、世の中でも多くの書籍やセミナーでも語られているのにも関わらず、そして多くの人が自分はプラス思考を実践しているのに、上手くいかないのはなぜなのか?と悩んでいる事象が起きている事自体、普通に考えればおかしいことですよね?

次の項目では、この疑問について悩んでいたり、問題がどこにあるのか分からない人に向けて、PMAの落とし穴について詳しく解説していきます。

ほとんどの人が落ちている、PMAの落とし穴

気づく女性

PMAに限らずプラス思考、ポジティブシンキングなど、このような自分を奮い立たせるような言葉を学び、9割以上の方が落ちている落とし穴とは、「解釈違い」です。

分かりやすく例えますと、ほとんどの人は積極思考ではなく、楽観思考になっているだけなのです。

楽観とは、好ましい状態に向かうだろうと、前途を良い方に考えて心配しないことを意味します。

例えば、借金しながら「いつか成功するから大丈夫~」と言っている人をみて、大丈夫だと思いますか?

普通に考えれば、「いつか」などの無計画な人が、大丈夫なわけがないですよね。

また、「いま良い感じだから、この先もっと良くなる!」と言っている人を見て、本当にそうなると思いますか?

普通に考えれば、「何が」「どのように」良くて、この先「何があって」良くなるのかの根拠がない限り、信用なんてできませんよね。

上記はPMAからは遠くかけ離れた、ただの楽観思考の典型例です。

お子様がいらっしゃる方に、もっと分かりやすく例えるなら

  • 「いつか合格するから大丈夫~」といって勉強していない、もしくは、たまに少しだけ気分で勉強している子供
  • 「いま良い感じだから、受験の時にはもっと良くなる!」といって勉強ではなく受験だけしている子供

この子が受験で合格できるか考えてみれば、結果は安易に想像つきますよね。

ナポレオン・ヒル・プログラムを活用されている方の場合は、私達リアライズでも必ず担当のインストラクターが2名体制でフォローを行うので、こうした解釈違いは起きません。

しかし、書籍の思考は現実化するなどをご自身で読んだだけであったり、他の書籍やセミナーなどへ参加しただけで、言葉だけを覚えて真意を理解しないと、解釈違いが発生してしまいます。

続いて、PMAの対義語となるNMAについても、詳しく解説していきます。

PMAの反対はNMA

頭を抱える女性

PMAの対義語であるNMAとは、ネガティブ・メンタル・アティテュード(Negative Mental Attitude=消極的心構え)の頭文字を取って名付けられた言葉です。

こちらはもう、そこまで説明することもないほどシンプルなもので、皆さんのご存知で想像通りの内容です。

しかし、ネガティブで悩んでいる人にとっては朗報があります。

本当に宣伝文句でもなく、私が20年成功哲学に携わってきて、実際に1万人以上の人たちを見てきた統計と事実なのですが、先程例に上げた楽観思考をPMAと勘違いして、成果の出ないスパライラルを永遠に彷徨っている人たちよりも、ネガティブな自覚がある人の方が、成果を出すのは早いです。

なぜなら、ネガティブな人は自分がネガティブである自覚がありますので、その改善も早いのです。

分かりやすく例えるなら、体調が悪くて病気に気付いている人は、病院に行って治療すれば良いだけだからです。

初期症状で相談に来院するので、結果的に早期発見に繋がり、治療もすぐに済みます。

それに対して、楽観思考をPMAと勘違いして彷徨っている人は、自分の体調不良にも気づかず、もしくは気付いていても、臭いものに蓋をしていしまい、見て見ぬ振りをして過ごします。

結果、取り返しのつかないステージまで病気が進行しており、治療不能な状態になってから病院に来院するので、手の施しようがないのです。

つまり、ネガティブな自覚がある人は、ほんの少しの勇気を出して、最初の一歩を踏み出すだけで事態は改善します。

PMAを正しく活用できれば、成果へと繋がる

くつろぐ女性

世の中でも散々語れてきたように、PMAを正しく理解し、活用すれば成果へと繋げることは可能です。

自分が現在、学んだことや知ったことをやっているのにも関わらず、成果へと繋がっていないのであれば、学んだ内容自体が間違っているケースもありますが、内容に問題がないのであれば解釈が間違っています。

実生活で例えるなら、家電製品やパソコンなどの、説明書やマニュアルを読まないと使い始められないようなものを使い始めた時

その通りにやっているはずなのに、上手くいかないのはなんでだ!

と激昂しても、そのほとんどは蓋を開けてみれば、自分が説明書の内容を勘違いしていたか、解釈違いを起こしていた、なんてケースはよくあることですよね。

私が20年成功哲学に従事している中で、さまざまなケースの方にお会いして来た中でも、全く何も知らないという人は出会ったことがありません。

ほとんどの方は、知ってるけど間違っているか、勘違いしているだけなのです。

PMAを正しく理解して、解釈違いを修正し、活用して成果へと繋げていきましょう。

まとめ
  • PMAを正しく解釈できている人は、1割もいない
  • NMAの自覚がある人は、最初の一歩踏み出せるかどうかが鍵
  • 現在の解釈が間違っていれば、負のスパイラルから抜け出すことは不可能